パスタ料理 レシピ 洋食

木こり風パスタ『ボスカイオーラ』のレシピと作り方

投稿日:2020-10-17 更新日:

「ボスコ」はイタリア語で「森」の事。

ボスカイオーラは、通称「木こり風のパスタ」と呼ばれています。

具材に明確な決まりはありませんが、基本的にはキノコを使うパスタの事を指します。

使うキノコは、マッシュルーム、ブナシメジ、ホンシメジ、ヒラタケ、エリンギなど何でも良いです。

またキノコは1種類である必要もなく、複数の種類を混ぜても良いと思います。

本場イタリアでは、ポルチーニ茸(フランスではセップ茸、和名はヤマドリタケ)が好んで使われます。

 

Borde ボルデ フランス産 ドライフンギポルチーニ 225g

 

市販の乾燥ポルチーニを使う場合は一度水で戻してから使います。

このレシピでは、ブナシメジ、ツナ缶、トマト缶を使ってボスカイオーラを作ります。

木こり風なのに、海の幸であるツナを使うのは少々不思議?ですが、ボスカイオーラの具材としてはキノコとの相性バツグンのツナが定番です。

ツナの他に、パンチェッタや生ソーセージなどが使われる場合もあります。

また、必ずしもトマトソースを入れる訳でもありません。

使うパスタも決まりはなく、ショートパスタなどでも構いません。

ボスカイオーラのレシピはキノコを入れるという事以外には、あまり強い縛りは無く、自由度の高い料理のようです。

   

 

いなば ライトツナスーパーノンオイル 3缶P

   

Luigi Bormioli(ルイジ ボルミオリ) 調味料入れ クリア 500ml オイルボトル LU95

 

材料


3人分

スパゲッティ 350g

ツナ缶 Sサイズ 2缶

ブナシメジ 2株

ニンニク 4片

鷹の爪 1本

トマトの缶詰 400ml

イタリアンパセリ 10g

岩塩 少々

岩塩 大さじ3 (パスタ茹で用)

ピュア・オリーブオイル 大さじ3

エクストラ・バージン・オリーブオイル 大さじ1

 

スポンサーリンク

 

作り方

ニンニクの石づきと、先を切り落として皮を剥きます。

皮を剥いたニンニクを薄くスライスします。

ニンニクの芯は焦げやすく、焦げると苦味やエグ味が出るので丁寧に取り除くと、より仕上がりの味が良くなります。

鷹の爪は縦に切って種を全て取っておきます。

ブナシメジは石づきを切り落とし、手で細かく解しておきます。

使うツナ缶は、このレシピではノンオイルのものを使います。

ですが、ほとんどのツナ缶はオイル煮ですので、使う前に油をよく切っておく必要があります。

ツナ缶を開けてみました。画像のツナ缶はノンオイルなので、代わりにスープが入ってます。

スープは捨てるのは勿体ないので、後でソースに加えて煮込んでしまうと良いでしょう。

油はフォークなどでツナを押さえながら、しっかりと切っておきます。

中の液体(スープ)を軽く分離させました。

パスタを茹でる寸胴に水を張り、強火にかけておきます。

炒め用の鍋にニンニクと、ピュア・オリーブオイルを入れてから、火を中火にかけます。

油が少し温まってきたら、沸騰するまえに極弱火にしてニンニクをじっくりと煮ていきます。

 

モンテベッロ ピュア・オリーブオイル 5L

 

鷹の爪を入れて、1分ほど炒めて、油に辛味を移します。

1分したら鷹の爪を摘み上げて捨ててしまいます。

鷹の爪を長く炒めるほど仕上がりが辛くなるので、お好みで調整して下さい。

   

ニンニクが少し色づいてきたら、ニンニクは頃合いです。

ニンニクの火の通り加減ですが、カリカリにするか、少ししんなりさせるかはお好みで良いです。

仕上がりでカリカリにしたい場合は、揚がったニンニクを取り出しておいて、最後に添えると良いと思います。

このレシピではそのままソースにして、しんなりさせてしまいます。

ブナシメジを加えて、軽く岩塩をふり、火加減を中弱火に上げます。

ブナシメジが少ししんなりしてくるまで、3~5分ほど炒めます。

トマト缶を入れます。

ホールトマトの場合は、手で握りつぶしながら入れるか、事前に潰してから鍋に加えます。

ツナ缶がノンオイルだった場合は、スープもここで入れてしまいます。

3分ほど煮詰めます。

3分したら火を止めてツナ缶、エクストラ・ヴァージン・オリーブオイルを入れます。

火にかけてツナを炒める必要はありません。

イタリアンパセリを細かく刻みます。

刻んだイタリアンパセリを3分の2ほど、ソースの中に加えます。

ひと混ぜしたら、ソースは出来上がりです。

軽く味見をして塩加減をみておくと良いでしょう。

パスタを茹でる寸胴が沸騰してきたら、お湯の中に岩塩を入れます。

塩の分量は、茹でる水に対して1%、あるいは水3リットルに対して25g程度が一般的な目安です。

茹でる時に入れる塩の種類でパスタの味が決まりますので、できれば天然岩塩や天然海塩を使って下さい。

Regalpetra Grosso イタリア シチリア島産岩塩(粗粒状)1kg シチリア島の天然の岩塩鉱から採掘された塩【直輸入】業務仕様 ロックソルト

岩塩がお湯に溶けたら、スパゲッティを入れ、火を中火にします。

グラグラとは茹でずに、フツフツとした湯加減で静かに茹でます。

   

パスタの味見をしてやや芯があるかないかという所で、流しに置いたザルで湯切りします。

パスタをソースの中に加えます。

火は着けないで、パスタをソースとよく絡めます。

平皿に捻るようにトングで盛り付けます。

仕上げに残りのイタリアンパセリを少々振りかけて彩りを添えたら、ボスカイオーラの出来上がりです。

 

スポンサーリンク

     

[トップページへ戻る]

 

PASTA ―基本と応用、一生ものシェフレシピ100 (日本語) 大型本 – 2009/6/12

   

モンテベッロ フンギ・セッキ・ポルチーニ プラ袋 20g

 

-パスタ料理, レシピ, 洋食

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

本格『四川風麻婆豆腐』のレシピと作り方

  ヤマムロ 陳麻婆豆腐調料・箱 (50GX3) ×2箱   陳麻婆豆腐(シェン・マー・ポー・ドゥ・フゥ)に近いレシピです。 このレシピで味噌と長ネギを入れるのは、アレンジです。 …

鶏肉とご飯を一緒に炊き込む『カオマンガイ(海南チキンライス)』のレシピと作り方

以前は、鶏肉とご飯を別々に炊き込むカオマンガイを作りましたが、今回は炊飯器で鶏肉と米を一緒に炊き込むパターンのカオマンガイを作ってみます。 ご飯はジャスミンライスで炊き込むと、本格的になります。 タイ …

築地銀だこ風『たこ焼き』のレシピと作り方

仕上げに油で軽く表面を揚げて、築地銀だこ風にします。 関西風にする場合は、最後に油で揚げる工程は省いて下さい。       池永鉄工 たこ焼き器 日本製 IH対応 16穴 …

ホイコーロー『回鍋肉片(フェイ・グォ・ロウ・ピェン)』のレシピと作り方

「ホイコーロー」は本場四川では、葉ニンニク(スワン・ミャオ)と豚肉だけの具のシンプルな炒めもので、キャベツやピーマンは入りません。 茹でた厚切り肉を使うことで、薄切りの肉を使うよりも、よりボリュームの …

お手軽メキシカン シンプルなのに美味しい『生サルサ(サルサクルダ)』のレシピと作り方

付け合せに良し、サラダとしてそのまま食べても良しの火を使わないサルサです。 生の野菜のサラダを使い、極力シンプルな味付けですので、素材の味がそのまま出ます。 美味しい野菜を使う事が、美味しさのポイント …