おすすめ パスタ料理 レシピ 洋食

『アマトリチャーナ』のレシピと作り方

投稿日:2021-03-09 更新日:

「ローマの伝統料理」とまで言われた定番パスタ料理で、発祥地と言われているアマトリーチェという街が名前の由来です。

アマトリーチェの村に住んでいた羊飼いが自家製で作っていた、ペコリーノチーズ(羊の乳を使ったチーズ)や、グアンチャーレ(豚のほほ肉の塩漬け)をパスタのソースにしたのが始まりと言われています。

その後、19世紀にローマにも広まり「ローマの伝統料理」として定着しました。

伝統的なアマトリチャーナのソースは、トマト、グアンチャーレ、ペコリーノチーズを使って作ります。

ローマ風のアマトリチャーナには、タマネギが入ることもあり、多くのアマトリチャーナのレシピにタマネギが入りますが、これはオリジナルレシピであるアマトリーチェ式のアマトリチャーナには、元々入らないものです。

また、オリーブオイルや、ニンニクと言ったものも、オリジナルのアマトリチャーナには入れません。

材料がシンプル過ぎて、味わいが薄いのではないか?と心配するかも知れませんが、オリジナルレシピに近いアマトリチャーナを食べてみれば、旨味が濃厚で味わい深く、その心配は全く杞憂だった事が解るでしょう。

個人的には、タマネギ、ニンニクといったものは、アマトリチャーナの味付けにはむしろ余計で、入れないほうが良いとさえ思います。

パスタの種類は、最も有名なものはブカティーニを使う事です。その他は、スパゲッティ、リガトーニ、メッツェマニケがよく使われます。

 

ラ・モリサーナ ブカティーニ(No.12) 500g

 

このレシピでは、ブカティーニを使ってアマトリチャーナ作ります。

また、日本では比較的入手が難しいグアンチャーレではなくパンチェッタを使って、また、ペコリーノチーズではなく、よく売っているパルミジャーノレッジャーノチーズ使って作ります。

   

 

青の洞窟 ペコリーノチーズとベーコンのアマトリチャーナ 140g×2個

   

マンチーニ メッツェマニケ 500g

 

 

材料

 

 

 

2~3人分

ブカティーニ 250g

パンチェッタ 100g ※あればグアンチャーレを使う

トマトの缶詰 400g

鷹の爪 少々

白ワイン 50cc

パルミジャーノレッジャーノチーズ 少々 ※あれはペコリーノチーズを使う

岩塩 大さじ2 ※パスタの茹で用

 

スポンサーリンク

 

 

 

作り方

パンチェッタを6時間ほど水に浸し、よく塩抜きしておきます。

塩抜きしたパンチェッタの水気を、キッチンペーパーなどで包み、よく拭き取ります。

パンチェッタを長さ2~3cm厚さ1cmくらいに切ります。

   

切ったパンチェッタを皿に纏めておきます。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sagyou_tougarashi_002.jpg

鷹の爪は1cmくらいに小切りにし、種を抜いて2~3片を使います。

油を引かずに、鍋を中火にかけて、温まるまで待ちます。

パンチェッタから沢山油が出るので、オリーブオイル等を入れる必要はありません。

鍋が温まってきたら、塩抜きしてカットしたパンチェッタを入れます。

1分ほど中火でソテーしたら、弱火にします。

5分ほど弱火でソテーし、パンチェッタからしっかりと油を出します。

焦がさないように、時々混ぜて下さい。

パンチェッタから油を出して、ややカリカリに仕上げたら、鷹の爪を加えます。

白ワインを加え、火を中強火にして1分ほどアルコールを飛ばします。

しっかり煮きりをしないと、お酒臭さが残るので、しっかりと飛ばして下さい。

アルコールを飛ばしたら、トマトの缶詰を入れます。

ホールトマトの場合はヘラで潰します。

火加減を弱火にし、蓋をして20分ほどじっくりと煮込みます。

ソースを煮詰めている間に、パスタを茹でる寸胴に水を張って、強火にかけておきます。

20分したら火を止めてから、パルミジャーノレッジャーノチーズをおろし入れて、よく混ぜておきます。(量はお好みで)

これでソースは出来上がりです。

   

パスタを茹でる寸胴が沸騰してきたら、お湯の中に岩塩を入れます。

塩の分量は、茹でる水に対して1%、あるいは水3リットルに対して25g程度が一般的な目安です。

茹でる時に入れる塩の種類でパスタの味が決まりますので、できれば天然岩塩や天然海塩を使って下さい。

Regalpetra Grosso イタリア シチリア島産岩塩(粗粒状)1kg シチリア島の天然の岩塩鉱から採掘された塩【直輸入】業務仕様 ロックソルト

パスタを茹でるお湯が沸騰してきたら、ブカティーニを入れ、火を中火にします。

グラグラとは茹でずに、フツフツとした湯加減で静かに茹でます。

茹でる時間は指定時間より、1分早めにします。

ブカティーニを、ザルで湯切りしておきます。

ブガティーニをソースの中に入れます。

ソースとパスタをよくかき混ぜます。

トングでひねるように皿の中心に盛り付けます。

仕上げにパルミシャーノ・レッジャーノチーズをおろして振りかければ、アマトリーチェ風、アマトリチャーナの出来上がりです。

 

スポンサーリンク

     


[トップページへ戻る]

 

ボッテガ・ディ・アド グアンチャーレ 約500g

   

PASTA ―基本と応用、一生ものシェフレシピ100 (日本語) 大型本 – 2009/6/12

 

-おすすめ, パスタ料理, レシピ, 洋食

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

『わさび丼』のレシピと作り方

本わさびをすりおろし、炊きたての御飯の上にかつおぶしと一緒に乗せて、醤油をかけただけ、というシンプルなどんぶりです。 わさびの本場、伊豆の地元料理で、深夜番組の「孤独のグルメ」でとりあげられた事で一躍 …

タイの国民食『ガパオライス(パッ・ガパオ・ガイ)』のレシピと作り方

「ガパオ」とはタイ語でホーリーバジルを意味し、 日本で言えばカレーライスのようなポジションの大衆料理であるようです。   冷凍ガパオ 冷凍ホーリーバジル(無農薬) 50g 徳島産 【消費税込 …

本格『四川風麻婆豆腐』のレシピと作り方

  ヤマムロ 陳麻婆豆腐調料・箱 (50GX3) ×2箱   陳麻婆豆腐(シェン・マー・ポー・ドゥ・フゥ)に近いレシピです。 このレシピで味噌と長ネギを入れるのは、アレンジです。 …

『三色そぼろ丼』のレシピと作り方

三色の見た目が綺麗なそぼろのせご飯です。 お弁当にも良いかと思います。       ニッスイ ぐるりニッポンの旅 駅弁巡り 山形県米沢「松川弁当店」監修 駅弁屋さんの牛そ …

『ボロネーゼ』のレシピと作り方

イタリア・ボローニャ地方発祥の料理で、日本の洋食「スパゲッティ・ミートソース」の原型となったパスタです。 洋食屋さんの味『ミートソースのスパゲッティ』のレシピと作り方 スパゲッティ・ ミートソースとの …