陶器製のカスエラという小型の土鍋で様々な材料をたっぷりのオリーブオイルで煮込むスペインのタパス(小皿)料理です。
スペイン製 アヒージョ鍋 カスエラ 浅型 片手鍋 13cm 耐熱 陶器製 一人用 土鍋 直火 オーブン Graupera
「アヒージョ(アヒーリョ)」はスペイン語でニンニクの意味で、本来はこの料理自体の名前ではないのですが、日本では「アヒージョ」と言えば、このタパス料理を指します。
本場スペインでは、バケットとセットで食べることが一般的で、ご飯よりパンによく合います。
食パンでも美味しく頂けるのでぜひ、パンとセットで召し上がることをおすすめします。
油を多めに使うので、余らないか心配するかも知れませんが、具よりも濃厚なスープのような油が美味しい料理で、驚くほどパンが進み、結構残さず食べてしまうと思います。
牡蠣は加熱用を使います。加熱用と生食用とでは、質に違いは無いのですが、殺菌処理がされているかどうかの違いがあります。
生食用の牡蠣は殺菌処理がされている分値段が高めで、煮て殺菌してしまう料理に使う意味はあまりありません。コスト的に加熱用のほうがお得です。
アンチョビを入れると香りと旨味が増して断然美味しくなります。
材料
2人分
牡蠣(加熱用) 150g
ピュアオリーブオイル 100cc
マッシュルーム 6~8個
アンチョビ 3枚
ニンニク 2片
岩塩 小さじ1/2
黒胡椒 少々
鷹の爪 1本
イタリアンパセリ 少々
牡蠣の洗浄
片栗粉 小さじ2
水 大さじ2
スポンサーリンク
作り方
ニンニクは包丁の腹で潰し、皮を外したら荒みじん切りにします。
鷹の爪は半分に切り、種を除いておきます。
辛さを抑えたい場合は鷹の爪の量を調整して下さい。
マッシュルームは半分に切っておきます。
牡蠣の汚れを落とす下ごしらえをします。
ボウルに牡蠣と片栗粉、少々の水をいれます。
手で混ぜて、牡蠣の汚れを片栗粉に吸着させます。
水で洗いで、ザルなどで水切りすれば、牡蠣の下処理は完了です。
カスエラ(土鍋)を用意し、ニンニク、鷹の爪、アンチョビを入れます。
アンチョビはとてもいい旨味だしになります。
ピュアオリーブオイルを入れます。アンチョビのオイルも少し入れると味わいが良くなります。
コンロにかけ、極弱火でじっくりとニンニクの風味と、唐辛子の辛味、アンチョビの旨味と香ばしさをオリーブオイルに移します。
ニンニクが揚がって浮いてくるまで、じっくりと油を煮ます。
ニンニクは焦がさないように気をつけて下さい。
マッシュルームを全て入れ、極弱火のままじっくりと10分煮込みます。
この時点でカスエラがいっぱいになって牡蠣を入れる隙間が無いように見えると思いますが、マッシュルームは煮ると大きさが半分に縮むので問題ありません。
時々軽く混ぜて片煮えさせないようにします。
マッシュルームにしっかりと火が通ると、半分くらいに縮み、牡蠣を入れる隙間が出来ます。
岩塩、黒胡椒、牡蠣を加えて、時々混ぜながら3分煮込みます。
パンなどと一緒に食べるものなので、塩気はやや強めのほうが良いと思います。
お好みで白ワインを少々加えてもいいです。
煮込みの間、イタリアンパセリを細かく刻みます。
牡蠣にほどよく火が通ったら、イタリアンパセリを少し散らして出来上がりです。
具が美味しいのはもちろんですが、旨味がたっぷり溶け込んだオイルはそれ以上で、パンを浸して食べるととても美味しいです。
スポンサーリンク