ナンプラーを古代ヨーロッパの魚醤「ガルム」に見立てて味付けします。
「ガルム」は大航海時代以前の古代ヨーロッパで作られていた魚醤の一種で、トマトがアメリカ大陸から持ち込まれるまでは、ポピュラーな味付けでしたが、現在は廃れて、マイナーな昔の調味料として扱われています。
製法はアンチョビを作った時に取り除かれたイワシの内蔵や頭などを瓶の中で塩漬けにし発酵させて滲み出た液を魚醤として利用するというもので、ナンプラーやニョクマムなどの魚醤と製法がとても似ています。
はごろも&キングオスカー オイルサーディン 105g (2446)×4個
材料
2~3人分
スパゲッティ 400g
オイルサーディン 100g
いかの塩辛 30g
ドライトマト 20g
ナンプラー 小さじ1
にんにく 2片
鷹の爪 1/5本
黒胡椒 少々
ピュアオリーブオイル 小さじ1
エキストラバージン・オリーブオイル 小さじ1
レモン果汁 小さじ1
イタリアンパセリ 適量
岩塩 大さじ2 (パスタの茹で用)
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作り方
最初にパスタを茹でる寸胴に水を張って、強火にしておきます。
にんにくは包丁の腹で潰し、皮を剥いでみじん切りにします。
ドライトマトは細切りにしてから、みじん切りにします。
鷹の爪は小切りにして種を抜いておきます。
炒め用の鍋にオイルサーディンの油、オリーブオイル、にんにく、鷹の爪を入れて香りを出し、細かく切ったドライトマト、オイルサーディンの身を入れます。
缶詰の油も魚の旨味が染み込んでいるので、全て使ってしまいます。
仕上がりはかなりスパイシーなので鷹の爪は控えめがおすすめです。
オイルサーディンをほぐします。少し原型を残すようにすると見た目が良くなります。
いかの塩辛、ナンプラーを入れて、2分炒めます。
いかの塩辛から沢山旨味が出ます。
黒胡椒を入れて軽く混ぜ、火を止めてレモン果汁を加えます。
パスタを茹でるお湯が沸騰してきたら、岩塩とスパゲッティを入れ、火を中火にします。
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グラグラとは茹でずに、フツフツとした湯加減で静かに茹でます。
5分ほどパスタを茹でたら、おたま一杯分くらいのパスタの茹で汁をソースに加えてよく混ぜてソースを乳化させ、エキストラバージン・オリーブオイルを入れます。
パスタの味見をしてやや芯があるかないかという所で、流しに置いたザルで湯切りします。
湯切りしたパスタをすぐにソースに絡めます。
火を付けて加熱する必要はありません。
幅の広いトングなどで一気に一皿分のパスタを持ち上げるように掴み取り、皿の上で捻るように盛り付け、イタリアンパセリをたっぷりと散らせば出来上がりです。
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